今月より、北海道獣医師会による熊本地震の募金箱を設置しました。
すでに多くの方にご協力頂きました。
本当にありがとうございます。
皆様に少しでも参考になればと、ワンちゃん、ネコちゃんの災害時対策についてまとめてみました。
- 災害がおこった場合、飼い主はペットと同行避難するよう勧められています。
- 人とペットが安全に避難できるよう、普段からキャリーバック等に慣れさせ、ワンちゃんの場合は、「待て」等の基本的なしつけを行っておく。
- 避難所での共同生活のために、ケージ・他の人・動物に慣れさせる、無駄吠え防止・排泄などのしつけをしておく。
- 避難所・動物救護施設では、ペットの免疫力も低下し、他の動物との接触も多くなるため、普段からペットの健康管理に注意し、予防処置(狂犬病、混合ワクチン、フィラリア症、マダニ)を行っておく。
- 迷子になってしまった際、繁殖することで、住民の安全や公衆衛生環境が悪化してしまうことも懸念されるため、避妊・去勢手術を実施しておく。
- 迷子にならないよう飼い主の情報を明記した迷子札、狂犬病の鑑札・注射票(ワンちゃんの場合)、マイクロチップなどをつけておく。
- ペット用の救援物資が届くまでには時間がかかる場合があるため、ペット用の避難用品(フード・水、薬、食器、予備の首輪・リードなど)を用意しておく。
- 避難所・避難ルートを確認しておく。
以上、環境省によるガイドラインから大まかに抜粋しました。
病院の周辺地域では、新琴似西公園(一時避難場所)、新琴似西小学校(宿泊避難場所)となります。
当院の診察手帳は、狂犬病、混合ワクチン、フィラリア症の予防歴等も記入してありますので、災害時に携行してもらうと、そのまま役立つのではないかと思います。マイクロチップも当院で装着可能です。
皆様も、避難場所など一度ご確認ください。
最後に、災害時にワンちゃん、ネコちゃんを守るには、まず飼い主が無事でいる必要があります。家具の固定など、住まいの防災対策もご確認ください。